国際結婚ワンオペワーママ奮闘記

ナイジェリア出身の主人と国際結婚13年目。3児の母、実家遠方のフルタイムワーママです。ワンオペ育児、家事効率化、仕事、読んだ本、自分の夢。日々の気付き、学びを思い付くままにアウトプットしていきたいと思います。

ダーリンはナイジェリア人④子供への暴力について


こんばんは。

今朝は次男の手足口病で病院を再受診し、登園許可が下りたので、仕事復活しました。

今日は、只今ナイジェリア滞在中のうちの夫についてシリーズ、こどもの躾についてです。

夫の子どもへの叱り方

子どもが生まれてから、私が頭を悩ませていたことがあります。

それは、夫の子どもの叱り方です。

叱り方、というより、怒り方です。

はっきりいいますと、夫は子どもがいうことを聞かない時、子供たちをよく叩いてました、最近まで。

可愛くお尻ペン、のレベルではなく、

大人がされても痛いだろ、ってぐらい

ばしーん!

と叩きます。


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しかも、後頭部や背中といった脳や心臓があるところを、です。

聞くと、ナイジェリアではそれが普通なんだ、と。

長女に関しては、女だからという理由であまり 手をあげることはなかったのですが、

兄妹喧嘩が日々繰り返され、ずっと家にいない夫が久々に帰宅してもそうなので、

この1年ぐらいは長女も叩かれてます。

ですが、対象は主に長男です。

夫自身が5人兄弟の長男なので、

「兄から妹に喧嘩をしかけて恥ずかしくないのか?!そんな赤ちゃんみたいなことやめろ!」

という主張で、長男が長女に喧嘩をしかける意味が理解できないんだそう。

長男が何度妹に「やめてよ!」と言われても、
泣いていても、

ちょっかいを出したり乱暴な言葉をいったりするので、

夫は怒り心頭でペシッ!!!と手を出します。

基本長男が叩かれるのですが、長女も大泣きスイッチが入り、

なにもなくてもヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァーーー

と泣いていると、夫に叩かれます。

「泣いてる理由がないなら泣くな」と。

夫に関わらず、男性は論理的思考なので、

原因がないのにただ泣くことの因果関係が理解できません。

なので、なんで泣いているのかわからないことに恐怖、不安を感じ、

そしてそれが怒りに変わり、つい手が出てしまうようです。

一言話して諭す前に叩き、恐怖で泣き止ませる、

というのが、基本的に夫の対処方法です。

ナイジェリアで人を叩くということ

これはカルチャーショックなのですが、

ナイジェリアのドラマ、映画を見ていても、

殴る、叩く、といったシーンが出て来ることは珍しくありません。
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例えば、

父親が子どもを叩くフリをして家から追い出す、

夫が妻の顔を平手打ちする、

等です。

夫の友人との集まりに行った際も、ナイジェリア人パパが子どものお尻(対象は男の子)を思いっきりペンペンと叩かれていたり、

というのを見かけるのは珍しくありません。

うちの夫のように頭や背中を叩いている人はあまり見かけませんが。

でも、こうしたことを見ていても、相手に手をあげるというのは、

ナイジェリアの文化的背景から見ても珍しくないことなんだと思います。

(だからといって、暴力を正当化しているわけじゃないです。私はいいとは思っていません。)

子供を叩く効果

では、子供を叩くとどうなるのでしょうか?

ここでは、ニュースで見かけるような、いわゆる虐待のように、

人としての人権もない、

タバコを手に押し付けたり、

意識がなくなるほど殴ったり、

食事を与えない、

睡眠もとらない、

といった人間以下の扱いではなく、

うちの夫のように単発で発生するいわゆる暴力の効果を考えてみます。

結論をいうと、

親からの暴力は子供へ何のいい効果ももたらさないといえます。

これは、我が家の経験で実証済みです。

以前、私は兄弟喧嘩は基本的に止めない、と書きました。
www.reachout-3s.com

ここでも書いたように、

うちでは、泣いている長女の分を長男に仕返ししたりはしません。

暴力は暴力に拍車をかけるだけなので、

私は子どもに暴力をふるったりはしないように自分の気持ちをセーブするようにしています。

これは親の我慢が必要です。

なぜなら、我が家では暴力の悪循環が起きており、

それを止めるには親が我慢するしかないからです。

具体的にいうと、

長男が長女を叩く、蹴る
➔長女がやり返す ➔それを見たパパが長男を叩いて泣かせ、止めさせる
➔長男がいじける

という流れがあるのですが、

長男の言い分としては、
「ダディが俺を叩くのに、なんで俺は妹を叩いちゃいけないんだ?!」
ということなんです。

つまり、長男は親から自分が叩かれる限り、

自分も他人を叩く権利はあるだろ、

ということなんです。

確かに、叩かれるのに、叩いちゃダメなんて、理不尽ですよね。

こうやって、暴力をふるわれると、

他人にもそれをやってしまう。

まさに負の連鎖が生まれてしまいます。
 
理由はどうであれ、子供は親とは違う立派な人間です。

暴力で言うことを聞かせる前に、まず話を聞いてみる。

暴力の効果はありません。

夫の変化

喧嘩っ早く、感情的になりやすい夫に、

長男の主張について話をしました。

「あなたが暴力をふるうから長男は暴力をふるっていいと思っている。

あなたが叩くのに、彼に妹を叩くなっていうのは理に叶ってないんじゃないか」と。

すると、彼は翌日から長男をよく観察するようになりました。

妹を叩いて泣かせた時も、長男が

「どうせダディは叩くんでしょ!?」
  
と挑発的になった時も、夫は我慢して長男を強い眼力でじっと見ているようになりました。
 
そして、ある日。

いつものように長男が長女を叩いて泣かせた時。

夫は長男を呼びました。

「あぁ、僕はまた叩かれる。」

と言いたげな長男の表情とは裏腹に、

夫は長男を自分の膝に乗せ、抱き締めました。

そして、

「お前は長男なんだから、妹弟を守っていくんだからな」

と一言だけ言いました。

本当は平手打ちしたかったんだと思いますが、かーなり頑張って我慢してました、夫。

そこが、長男が家で荒れるピーク時だったようで、

そこからは落ち着いています。


そこから私が学んだことは、

子供は親の鏡だということです。

子供の暴力は、自分が認められていない表れだったり、

何らかの恐怖心から自分を守るための心の鎧なのかもしれません。

自分が幼いときに親にされたことを、

自分が親になり子供にしてしまう。

これが今の虐待然り、負の連鎖なのだと思います。

うちの夫は、子供の時言うことを聞かないと父親にベルトで叩かれたりしたそうです。

私も幼少期は今でいうDVが日常的な父親に育てられたので、

私達夫婦にとって、子供たちに同じようなことをしないよう、

我慢と努力をしていかないとなりません。

喧嘩っ早いナイジェリアの夫でも、

子供叩かず我慢をし、

その効果を感じています。

ナイジェリアの文化的なことは否定はできませんが、

未来への負の連鎖を止めるためにも、

親の少しの我慢、してみるべきだと思います。


なんだかフワッとした内容になってしまいましたが、

子供への暴力についての夫の変化でした。

今日もお読みいただきありがとうございました。